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「しっかり食べているつもりなのに、なんだか体が重い」
「同じ姿勢が続くと、すぐに疲れてしまう」
そんなふうに感じていませんか。
体を支えている筋肉も、関節まわりの組織も、肌や髪も、材料はすべてタンパク質です。
けれど実際のところ、「1日にどれくらい摂ればいいのか」「どんな食材で何g摂れるのか」を正確に把握している方は多くありません。
さらに見落とされがちなのが、タンパク質は単体では働けないということ。
サポート役となる栄養素がそろって、はじめて体の材料として使われていきます。
この記事では、
・1日に必要なタンパク質の量(公的な基準をもとに)
・食材ごとの実際の含有量と、1食あたりの目安
・タンパク質の働きを支える6つの栄養素
・体の使い方と栄養、その両方が必要な理由
を順番に解説します。
読み終えるころには、明日の食事で何を足せばいいかがはっきりしているはずです。
1日に必要なタンパク質の量は、実際どれくらい?
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」では、成人のタンパク質推奨量は次のように示されています。
・成人女性:1日 約50g
・成人男性:1日 約65g
さらに、日常的に体を動かす方や運動習慣のある方では、体重1kgあたり1.2〜1.5g程度を目安とする考え方もあります。
体重60kgの方なら、72〜90gという計算です。
ここで多くの方がつまずくのが、「タンパク質50g」=「お肉50g」ではないという点です。
お肉100gに含まれるタンパク質は、およそ20g前後。食材の重さの5分の1ほどしかありません。
主な食材のタンパク質量(目安)
| 食材 | タンパク質量 |
|---|---|
| 卵1個(約50g) | 約6g |
| 鮭1切れ(約80g) | 約18g |
| 鶏むね肉100g | 約22g |
| 豚ロース100g | 約19g |
| 木綿豆腐1/2丁(150g) | 約10g |
| 納豆1パック(50g) | 約8g |
| 牛乳コップ1杯(200ml) | 約7g |
こうして並べてみると、1日50gという数字が決して小さくないことが分かります。
気づかないうちに不足している?よくある食事パターン
たとえば、こんな1日になっていませんか。
・朝:トーストとコーヒーだけ
・昼:おにぎり、または麺類で済ませる
・夜:ごはん中心で、おかずは少なめ
この内容だと、1日の合計が20〜30g程度にとどまることも珍しくありません。
推奨量の半分ほど、ということになります。
対策はシンプルです。
「1食あたり20gずつ、3食に分ける」
この考え方に切り替えると、ぐっと現実的になります。
・朝:卵1個+納豆(約14g)+味噌汁の豆腐
・昼:魚か肉のおかずを1品(約20g)
・夜:肉料理または豆腐料理(約20g)
一度にまとめて摂るよりも、3食に分散させたほうが体で使われやすいとされています。
夜だけ頑張る、という形はもったいないのです。
タンパク質の働きをサポートする6つの栄養素
ここからが本題です。
タンパク質は、それ単体では体の中で十分に働けません。
以下の栄養素とセットで摂ることで、はじめて「体の材料」として活かされていきます。
①ビタミンB6
タンパク質を分解し、再び体に必要な形へ組み立て直すときに働きます。
タンパク質を多く摂る人ほど、必要量も増える関係にあります。
→ かつお、まぐろ、鶏肉、バナナ、にんにく
②ビタミンC
コラーゲン(これもタンパク質の一種です)をつくる過程に欠かせません。
関節まわりや皮膚の健康維持に関わります。
→ ピーマン、ブロッコリー、キウイ、いちご
③ビタミンD
筋肉や骨の健康維持に関わる栄養素です。
食事だけでなく、日光を浴びることでも体内でつくられます。
→ 鮭、さんま、きのこ類、卵黄
④亜鉛
新しい細胞をつくるときに必要なミネラル。
日本人に不足しやすい栄養素のひとつと言われています。
→ 牡蠣、牛赤身肉、チーズ、ごま
⑤マグネシウム・カルシウム
筋肉が縮んだりゆるんだりする働きに関わります。
筋肉のコンディションを考えるうえで欠かせません。
→ 海藻、ナッツ、小魚、乳製品
⑥炭水化物(糖質)
意外に思われるかもしれませんが、これも重要です。
エネルギーが不足すると、せっかく摂ったタンパク質が「体の材料」ではなく「エネルギー源」として消費されてしまうことがあります。
極端な糖質制限が、かえって遠回りになる場合もあるのです。
組み合わせの実例
難しく考える必要はありません。
・焼き鮭+ブロッコリーのおひたし+ごはん → タンパク質+ビタミンD+C
・鶏肉とピーマンの炒め物+ごはん+ヨーグルト → タンパク質+ビタミンB6+C+カルシウム
・卵かけごはん+納豆+わかめと豆腐の味噌汁 → タンパク質+マグネシウム+ビタミンB群
「主菜をしっかり1品」+「野菜を添える」。
まずはこれだけで十分です。
栄養だけでは足りない?体の使い方という、もう一つの視点
ここまで栄養のお話をしてきましたが、もう一つお伝えしたいことがあります。
どれだけ材料を揃えても、日々の姿勢のクセや体の使い方に偏りがあると、特定の場所に負担が集中し続けてしまいます。
反対に、体のバランスを整えても、材料となる栄養が足りていなければ、良い状態を保ちにくくなることもあります。
つまり、「体の使い方」と「食事」は両輪なのです。
そして、この「自分の体の使い方のクセ」は、自分ではなかなか気づけません。
鏡を見ても分からない、動いている最中の重心の偏りや、左右差。
ここを言葉にしてお伝えできるのが、お体を直接見るプロの役割だと考えています。
松岡整骨院では、お体の状態を確認したうえで、「なぜその不調が起きているのか」をできるだけ分かりやすい言葉でお伝えすることを大切にしています。
「言われてみれば確かに」という発見が、これからのお体づくりのヒントになればと思っています。
まとめ
最後に、今日のポイントを3つに整理します。
① 1日の目安は女性約50g・男性約65g
食材の重さ=タンパク質量ではありません。
お肉100gでも約20g程度です。
② 1食20gずつ、3食に分けるのが現実的
朝食が軽い、昼は麺類だけ、という日が続くと不足しやすくなります。
③ サポート役の栄養素とセットで摂る
ビタミンB6・C・D、亜鉛、マグネシウム、そして適度な糖質。
これらがそろって、タンパク質は体の中で活かされます。
食事を見直しても体の重さが抜けない、同じ場所にばかり疲れが出る。
そんなときは、姿勢や体の使い方に原因が隠れているかもしれません。
「今やっているセルフケアで合っているのか不安」
「どこから見直せばいいのか分からない」
——そうしたご相談も歓迎です。
今取り組まれていることを否定するのではなく、一緒により良い方法を考えていけたらと思っています。
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